エルゴヒューマンが5000円だった件w 修理編
今回はチート価格で入手したジャンクのエルゴヒューマンを修理していく。
前回記事、購入編はこちら↓
ジャンク購入のエルゴヒューマンを修理する
キャスターは汎用品で代用
まずは一つだけ破損しているキャスターから。
前ワークチェアのシグマ君のキャスターと比べて見る。
うん、全然大きさ違うな。
エルゴヒューマンのは直径6cmちょっとの大口径ホイールでシグマは普通の5cmタイプ。
差し込み径は同じなので移植出来るがこの際だし気持ちよく新しいキャスターを買うことにした。で選んだのがこちら↓
サンワサプライの6cmタイプをチョイス。
これにしとけばこれから先、またキャスターが逝った場合の予備としても保管しておける。
椅子を倒し、古いキャスターを外す。キャスターは圧入されているだけなのでマイナスドライバーで抉るか引き抜けば簡単に抜ける。
そしてスムーズに転がるようシリコングリースメイトを吹き付けてから新しいキャスターを嵌める。シリコングリースメイトは汎用性が高く流れないグリースなので一つ持っておくとすごく便利。
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チューブタイプもあるよ↓
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樹脂を犯さないようシリコン系のグリースを使うようにする。
折れたヘッドレストはエポキシ樹脂系接着剤で!
キャスターはサクッと交換して次はヘッドレストの修理。
とりあえず折れている樹脂部品をバラして見る。
なるほどこんな造りなのね。
この白いボール部分に強力なバネが仕込まれておりそのバネの力でヘッドレストの位置を固定しているらしい。
仕組みがわかった所でフレーム側の歪みを修正して行く。
でかいモンキーで折れないように注意しながら少しずつ修正。
ある程度修正したらエポキシ接着剤を準備していく。
今回使用したのが二液性の90分硬化タイプ。
このタイプのエポキシ接着剤の強度は本当に凄い。
溶接したみたいにかっちり固まる。
接着面をブレーキクリーナーで洗浄し脱脂した後、しっかりと混ぜ合わせた接着剤を患部に塗り込み折れた部品を固定し、テープでズレないようにしておく。
念のため2日間放置でしっかり固める。
2日乾燥させて固まってるのを確認したのでヘッドレストを取り付けていく。
樹脂の高さ固定用のボールが当たる部分にはお馴染みシリコングリース。
差し込み固定していく。
仕上げの磨き
最後にスタッフが落とした時についたであろう傷をグラインダーで削ってみる。
大まかに凸凹を削ったらネバーダルでしこしこ磨いてみる。
これ買ってからもう15年以上経つなw全然なくならん。
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ネバーダルは中に研磨剤が染み込んだ綿が詰まっていてそれを少し千切って使うスタイルだから磨き用の布とか用意する手間が省け使い勝手が良い。
お気に入りだ。
ある程度綺麗になった。
まあ人に見せるわけではないから鏡面に仕上げる意味もないし、削りすぎて強度落ちると元も子もないのでこの辺りで満足とする。
まとめ
てな訳で修理というほどのものでもないがジャンクの理由だった部位を修復することができた。
これ位の自己作業で10万の椅子が5千円で買えると考えるとお得だと感じるのは自分だけなのかな?
まあ価値観の問題か、、、
ジャンク再生は財布にも環境にも良い最高の趣味だわ。